【若い世代への働きかけも必死に】
住民投票が始まって最初の日曜日、城東区の中浜公園で住民投票の街かど懇談会を開催しました。マスコミもたくさん取材に来ていました。
公園内に集まった参加者を前に、「特別区では200億円の財源不足になります」と、大阪市会議員の山中智子さんがパネルも示して説明。介護保険や障がい者福祉はどうなるの?小学校の統廃合は?など、参加者から様々な質問も寄せられました。
住民投票が始まって最初の日曜日、城東区の中浜公園で住民投票の街かど懇談会を開催しました。マスコミもたくさん取材に来ていました。
公園内に集まった参加者を前に、「特別区では200億円の財源不足になります」と、大阪市会議員の山中智子さんがパネルも示して説明。介護保険や障がい者福祉はどうなるの?小学校の統廃合は?など、参加者から様々な質問も寄せられました。
17日は終日雨でしたが、大阪市をよくする会のみなさんと都島区内4つのスーパー前でリレー宣伝を敢行しました。傘をさしながらじっと最後まで聴いてくださる方がおられたり、「ぜったい反対や!」「頑張ってや!」など、激励や賛同の声かけをしてくれたりする方も増え、こちらの訴えにも力が入りました。
大阪「市」がそのまま「都」に移行すると思われていた方と対話しました。可決されても決して「都」にはなりません。大阪市が廃止され権限・財源の乏しい4つの特別区になるだけですよと説明しました。
賛成派は協定書にもない「住民サービスが上がる」などと言い始めました。追い詰められている証拠です。徹底的に大阪市廃止のデメリット、大阪市をなくすことによる市民へのリスクを伝えきり、なんとしで反対多数を勝ち取りたいです。全国からのご支援をよろしくお願いいたします。(2020/10/18記)
住民投票4日目の朝は大阪市市役所前からスタートしました。大阪市役所が、自ら「大阪市廃止」と垂れ幕や看板を掲げなければならない状況を本当に嘆かわしく思います。
自治権を制限されていた明治時代の「市政特例」を撤廃し、ようやく掴んだ自治権を、放棄してよいはずがありません。大阪市はこれからも政令市として存続・発展させていかなくてはなりません。
例えば、大阪市の水道事業は明治28年に始まり、9度の拡張事業や浄水場整備で安定供給体制を築いてきました。府域全体の水道の基盤強化に貢献し、他府県の水道事業とも連携し技術支援を行っています。
大阪市が廃止されればこれらの支援や、政令市一安い今の料金体系を維持できるかどうか分からなくなるのです。市民にとっても、府民にとってもメリットはないと言えます。
さて、今回、行政による住民説明会はオンライン含めわずか11回にとどまりました(前回は39回)。市民の7割が説明不十分と答えているのも頷けます。本来中立でなければならない大阪市が賛成に誘導するパンフを全戸配布するなど異常な事態。もっと私たち自身で情報提供しなければ。午後からは福島区内4つの公園で訴えました。
今回の住民投票は最低投票率の規定がなく、一票でも賛成が多ければ大阪市の廃止が決まります。白票を投じたり棄権したりすることは、「都構想」への信任となる場合があります。大阪市を政令市として存続・発展させるためにも、ぜひとも反対と書いてご投票ください。
投票に行きまヒョウ!(2020/10/15記)
住民投票、告示3日目となる14日は、都島区からスタートしました。「大阪市をなくすなんて、そんなことしたら絶対にあかん!」、「住所が変わるのにものすごく抵抗あります。反対します」、「冷静で謙虚なあなたの演説に好感を持ちました。頑張ってください」など、たくさんの激励をいただきました。ビラの受け取りもいい感じになってきました。
さて、長野県松本市と愛知県一宮市が来年4月から、政令市並みの事務権限を持つ中核市に指定されることが決まりました。わざわざ大阪市を廃止して、自治権の乏しい特別区に分割する「都構想」は、地方分権の流れにも逆行するものでたることがいよいよ鮮明になっています。午後は城東区で訴え。賛意を示す相槌も増えてきました。
12日、大阪市廃止・特別区設置の住民投票が告示されました。投票日は11月1日です。
私は、「大阪市をよくする会」の出発式に参加した後、宣伝カーで市内をひと回りし、午後からは自転車に乗って地元の福島区内で訴えました。夜は梅田ヨドバシカメラ前でマイクを握りました。
今日は賛成派の人とも貴重な対話ができました。「だいたい大阪市に公務員が多すぎるねん。あいつらやめさせるために都構想に賛成や」と言われたので、「大阪市を廃止して特別区を設置すれば、逆に公務員は600人程増えると言われているんですが、ご存知でしたか?」と聞くと「そんなん全然知らなんだ…」と。間違ったイメージが根深く浸透していると感じました。
今度は過去のWTCビルとりんくうゲートタワービルの開発失敗を持ち出して、二重行政解消の必要性を訴えられたので、私は「当時の知事と市長がバブルに踊らされ、オール与党議会が賛成した結果の失敗であり、統治機構の問題ではなく、今は府市が一体になってベイエリア開発を推進しています」と説明させていただきました。
「それでもワシは道州制に期待しとんねん。せやから大阪はひとつにならなあかん」と言われたので、「大阪府と大阪市がひとつになって進めているのがカジノIR誘致ですよ。カジノは賛成ですか?」と聞くと、「俺はカジノは大反対や。その点については維新には腹たってんねん」と言われたのです。
「都構想」に賛成している方を説得することはなかなか難しいですが、賛成されている理由を伺うことは大阪市存続派の私たちにとっても参考になります。「都構想」の二重行政解消や成長戦略に、なんとな〜く期待している方たちに、大阪市廃止の必要性がないことを伝える活動が大事だと思いました。(2020/10/12記)