6日、7日の両日、高知県で活動しました。民青同盟が高知大学前で取り組んでいるフードバンクを激励。学生のみなさんから「学費が高い」「将来が不安」などの声を直接聞かせてもらうことができました。
ある学生さんは、ウクライナ情勢に触れて「日本でも核兵器を持つべきなのか悩んでいます」と話してくれました。核の共有は核戦争の危険度を増すばかりですが、テレビでは戦況報道に終始し、核兵器禁止条約が発効されたことなどについて伝えようとしません。こちらから積極的に対話をして、真実を伝え、青年の悩みや思いに応える活動にも取り組みたいです。
7日午前は、三里地域の市政・県政懇談会に参加しました。米田みのる県議、細木りょう高知市議が報告を行い、来年の高知市議選挙に挑む、吉岡あかりさんも参加されました。
私からは戦争と平和の問題を中心に国会報告をさせていただきました。参加された方から、「どうして共産党はええこと言うけど議席が伸びないのか」という質問が出されました。
私からは民意が十分に反映されない今の選挙制度に問題があることを指摘した上で、まだまだ私たちの政策が知られていないこと、そのためには力をつけていくことが大切であり、引き続きご支援いただきたいとお答えしました。
午後からは、消費税・経済問題学習会の講師を務めました。消費税なくす会、消費税廃止各界連絡会、高商連が主催。ウェブ参加含めて70名が参加されました。アベノミクスにより貧困と格差が拡大、そこへコロナ不況が押し寄せ、物価高騰の追い打ちまで。
国民生活を守るためには、効率最優先、金儲け第一の新自由主義からの転換が必要です。雇用を守るルールを確立し、社会保障削減をやめ、不公平税制をただして消費税減税へ。やさしく強い経済についてお話しさせていただきました。
質問コーナーでは、維新の会やカジノ誘致について質問が出されました。維新の会が、金銭解決による解雇の自由化や最低賃金制度の廃止を掲げる、新自由主義の政党であることを厳しく批判しました。
また、日本国内にカジノができれば、高知県のみなさんまでターゲットにされてしまう危険があることを指摘。日本のどこにもカジノをつくらせてはならないと訴えました。
高知県の経済をどう発展させていくのか。農林水産業や地場産業を支援し、若者を正社員として雇用できる環境を整備していくこと、全国最低の820円という高知県の最低賃金を、全国一律に、そして大幅に引き上げることが必要です。
また、再生可能エネルギーへの投資を広げるとともに、保育や介護など、福祉を充実させ、現役世代を応援する政治の実現を。そのことが必ず若者の定住促進につながるということを提案しました。
今回、高知県南国市にある御免町へ向かう路面電車(とさでん交通)に初めて乗りました。江戸時代に租税免除の町とされたことからこの町名が付けられたそうです。コロナ不況に物価高騰が追い討ちをかけている今こそ、「消費税御免!」と声をあげる時です。(2022/5/8記)