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2021年3月アーカイブ

気候変動対策を促せ 清水氏、日銀総裁に求める 衆院財金委(204-衆-財務金融委員会2021/3/5)

[国会質問データ]2021/03/18 更新

 日本共産党の清水忠史議員は5日の衆院財務金融委員会で、すでに金融機関のリスクに影響を与えている気候変動問題に関連して、日本銀行の金融政策のあり方をただしました。

 清水氏は、地球温暖化を背景に欧州中央銀行(ECB)が今年、「環境債」(グリーンボンド)への投資を発表したことに触れ、「従来の国際的な金融政策の枠組みを超えたものだ」と指摘。日本銀行の認識を問いました。

 黒田東彦総裁は気候変動問題が「実体経済・金融システムにも影響を与える重要な要素の一つで中央銀行としての使命にも関係する」とし、海外の中央銀行でも認識が高まっていると述べました。

 清水氏は、現在日銀が実施している「成長基盤強化を支援するための資金供給」で環境関連事業への支援はできると主張。日銀が環境関連事業などへの投融資を増やした金融機関に低利で資金供給するこの制度を用いて、気候変動対策の投資をいっそう促すよう地方銀行を支援すべきだと求めました。

 黒田総裁は「今後の検討課題とさせてもらいたい」と語り、「気候変動対応を進めている金融機関などとも十分連携しながら中央銀行としてできることを最大限発揮し側面から支援していきたい」と述べました。(2021/3/7赤旗)

 

議事録 204 財務金融9号

犯罪被害者支援不十分 清水氏 給付制度充実求める(204-衆-予算委分科会2021/2/26)

[国会質問データ]2021/03/18 更新

 日本共産党の清水忠史議員は2月26日の衆院予算委員会分科会で、犯罪被害者や遺族への経済的支援が不十分だとして、犯罪被害給付制度の充実を求めました。

 日弁連アンケートによれば、犯罪被害者等への損害賠償命令が確定しても実行されている割合は低く、殺人事件で3・2%です。

 清水氏は、多くの被害者やその家族が、賠償金が払われずに泣き寝入りを迫られる苦しい状況だと指摘。被害者や遺族が立ち直り、平穏な生活を取り戻すまでの経済支援を目的とした「犯罪被害給付制度」が重要であるにもかかわらず、給付金の支給額は低すぎると追及しました。

 2019年度実績は、遺族給付金の平均額がわずか613万円、障害給付金も平均319万円です。

 清水氏は、支給額の引き下げ要因は、親族間犯罪で原則不支給であることだと指摘。確定判決で妻への日常的暴力が認められても、給付金の裁定で、公安委員会が暴力を否定したケースがあると批判。「被害者や遺族の思いは痛切で、経済的・精神的に被害が回復されたとは言い難い」と制度見直しを求めました。

 上川陽子法相は「不断の見直しは必要」とし、被害の当事者や遺族から話を聞くと答えました。(2021/3/18赤旗)

 

議事録 204-予算第3分科会2号

【中小企業の資金繰り支援を】

[活動報告]2021/03/17 更新
 3月16日の衆院財務金融委員会の質疑では、政府に対し、中小企業の資金繰り強化と滞納問題への支援を求めました。
 ある企業が社会保険料の支払いのため金融機関に追加融資を求めたところ、逆に一括返済を迫られたと記した自民党政務調査会の実態調査を示し、納税猶予の特例措置を再び設けるべきだと主張しました。
 麻生太郎金融担当大臣も、そうした事例が起こっていることを認め、金融庁の監督局長は、「金融機関に対し、コロナの影響を受けている事業者の状況を十分に勘案し、貸し渋り・貸し剝がしを行わないのはもちろんのこと、そのような誤解が生じ ることのないよう、事業者の立場に立った最大限柔軟な資金繰り支援を行うことを要請しています」と答弁しました。
今回は自民党作成の資料を用いて政府への対応を迫りました。コロナ禍で苦しんでいる事業者を支援するのに与党も野党も関係ないと思っています。質問終了直後、自民党席から「ありがとう!」と声がかかったことに少し驚きました。
 
 

【3月13日 滋賀県での活動報告】

[活動報告]2021/03/17 更新

 3月13日は、滋賀県へ。近江八幡市、日野町、東近江市の3カ所でつどいに参加しました。この日のために作成した電気紙芝居(パワーポイント)を観ていただきながら、国会報告と日本共産党の果たしている役割、野党共闘の現状などを語りました。そして、来たる総選挙でなんとしても比例近畿ブロックで4議席を回復するために力を貸していただきたい、ぜひ日本共産党に入党してくださいとお話ししました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。(2020/3/15記)

 

【気候変動に対する金融政策について質問しました】

[活動報告]2021/03/08 更新
 3月5日の財務金融委員会では、気候変動に対する金融政策について、日本銀行の黒田東彦総裁に質問しました。
 この間、欧米の中央銀行幹部が軒並み気候変動が金融政策に対するリスクと捉える発言を行なっています。
 私は、欧州中央銀行がグリーンボンド(環境債)を購入していることを紹介し、今や国内最大の「投資家」である日本銀行は、企業の行動変容を阻害しているETF(上場投資信託)の買い入れよりも、環境分野での投資を促進する地方銀行を応援してはと提案。
 さらに、このことが、貸出先がなく政府による強力な旗振りにより、合併統合を焚きつけられている地方銀行の活路ともなる可能性をはらむと説明しました。
 黒田総裁は「気候変動は実体経済に影響を与える重要な要素。中央銀行の使命にも関係する」「ご提案については検討課題」と答えました。
 なお、このやり取りはロイター通信にも速報で配信されました。https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPT9N2KN02X…
(2021/3/6記)