直射日光に照らされ続けるアスファルトの上を歩いていると靴底から溶けてしまいそうな熱を感じます。それでも府知事と違いテレビに取り上げてもらうことが期待できない以上、歩いて広げるしかありません。
8月最後の日は、朝から城東区へ。元大阪市会議員の小玉滋さんと地域の方を訪問しました。住民サービスが大きく低下する「都構想」の中身を説明すると、みなさん「反対や」と応じてくれました。公明党のポスターが貼っているお宅でも対話が弾み、「大阪市をなくすのはあかん。前回も反対した」と言われ、心強く思いました。
午後からは北区の本庄支部のみなさんと行動しました。「安倍総理は逃げ出した感じやね。共産党これからも頑張って」と訪問先では多くの激励をいただき、「しんぶん赤旗」の読者も増えました。
維新の会を支持されている方とも対話。「将来の子どもたちへの投資のために年寄りは我慢したらええねん」「都構想には賛成です」と語られました。そして、維新の会が、首長となり実践してきた塾代クーポンや私立高校の授業料無償化を評価されました。
私が、「今のままでも子育てや教育を充実する施策はできるということです。学校給食の無償化も大阪市があるからできるんです。子どもへの投資は大切ですが、そのことによって高齢者が犠牲になる必要はありません」と説明すると、「都構想反対派は、もっと分かりやすく説明せんとあかんわ。橋下さんみたいに」と言われました。
賛成派の方々との対話も参考になるものです。確かに分かりやすさは大事です。大阪市がなくなれば、市民の暮らしはどう変わるのか、実感してもらえるよう具体的に「わかりやすく」説明していきたいと思いました。
北区豊崎のスーパー「本峰」前での宣伝では、声をかけてくれる方、笑顔で頷いてくれる方、立ち止まって演説を聞いてくれる方がたくさんおられました。美味しい冷やし飴やのど飴の差し入れもあり、とても励まされました。
私自身、実はこの場所で宣伝することは稀なのですが、どうしてこんなに反応がいいのか考えてみました。
ひとつは、日本共産党への熱い期待の表れです。市民のみなさんは安倍首相が政権を投げだしたことに怒り、テレビに映し出される醜い後継者争いに辟易し、今こそ国民の立場で新型コロナや景気対策に力を入れてくれる新しい政治を求めておられるのだなと。市民と野党の共闘の発展を貫き、安倍政権の最も厳しい対決者として、悪政阻止、国民の苦難軽減、要求実現に奮闘してきた日本共産党への期待が高まっているからだと思いました。
ふたつは、ポスターやビラなどの効果が大きく現れているからだと感じました。この日訪問した城東区でも北区でも、たくさんの「清水ポスター」が貼り出されていました。24時間アピールしてくれるポスターの威力は絶大です。最近作製した「清水リーフ」の全戸配布も始まっています。そうした宣伝物が清水忠史という政治家の政策と実績を力強く示してくれているからこその反応です。
みっつは、党支部のみなさんに対する市民からの信頼の深さにあります。宣伝に参加してくださった支部のみなさんは、地域と深く結びつき、日常的に相談に乗るなど信頼関係をつくられてきました。そうしたみなさんが私のそばでビラを配り、のぼり旗を持っていてくださるからこそ、激励や差し入れがあったのです。これには感謝と敬意しかありません。とても楽しく元気の出る宣伝となりました。
さて、報道によると、次期総理候補の一人として菅官房長官が有力視されています。しかし、彼は最も身近で重要なポジションで安倍総理を支えてきた人物です。仮に首班指名を受ければ「アベ政治」の一番の継承者となるわけで、これほどたたかいやすい相手はないとも思うわけです。
新型コロナ対応や景気対策、公文書改ざん、カジノ議員逮捕等の問題について、厳しく追及するのみです。そのためにも、臨時国会は首相首班指名だけにとどまらず、本会議での代表質問や予算委員会で審議することを求めていきます。