【近畿での活動報告】
時間を追うごとに、台風19号がもたらした被害の甚大さが明らかになってきています。氾濫した河川の実態など、テレビの映像を見て、被災地の現状に胸を痛めています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災されたみなさまに心からのお見舞いを申し上げます。政府には、行方不明者の捜索と、被災者の救援、また被災地の復旧と復興に全力を尽くしてもらいたいと強く要望いたします。
日本共産党は台風の上陸前から対策本部を立ち上げ、情報収集にあたってきました。被災後は災害対策本部に改め、国会議員団が地方議員や党支部のみなさんと協力し、懸命に被害状況の調査と被災した方々からの要望を聞くなどの活動に取り組んでいます。
この間、自分も何かしなければとの思いに駆られていましたが、この連休は予定していた近畿での活動日程を精一杯こなすことに尽力いたしました。
13日には、北区の党支部のみなさんと地域を訪問して、しんぶん赤旗の日刊紙読者お一人と、日曜版読者5人を増やすことができました。
安倍首相が税金で後援会を接待、消費税増税の裏で、在日米軍のために20兆円の椀飯振舞い。紙面を開けば対話が弾みます。ほんとうに値打ちがあり、とても工夫された新聞です。私自身も赤旗に心底惚れ込んでいます。これからも、支部のみなさんとどんどん地域に入って党勢拡大に取り組みます。
14日には、兵庫県民会館で「第49回メデイアを考えるつどい」が行われ、記念講演を務めました。テーマは、この間、闇営業問題に揺れた吉本興業と、安倍官邸、維新の会とのただならぬ関係について、その背景を浮き彫りにするということでした。
元芸人という立場から、闇営業問題についてインタビューを受けた赤旗記事がきっかけとなり、今回、講演依頼を受けました。
安倍政権の日本再興戦略の一環として創設された官民ファンドのクールジャパン機構は、吉本興業が参画する複数の事業に対し、これまで172億円もの出資を決定しています。
安倍首相は今年4月、大阪にある吉本の常設劇場である、なんばグランド花月に登壇しで世間を驚かせました。6月には、吉本芸人たちが首相官邸を訪問しています。
この間の堺市長選挙で、吉本芸人たちが維新の会の候補を応援していたのは有名な話。維新が市長を務める大阪市は、吉本興業と包括連携協定を結んでいます。
吉本興業、安倍官邸、維新の会、この三者が、どのような思惑で結びついているのかを外形的現象から浮き彫りにし、その背景に迫っていくことが講演の中心課題でした。
当初予定していた会場から、急遽、座席数の多い会場に変更。大阪からもたくさんの方がお見えになられました。
途中、プロジェクターの具合が悪くなるなどのトラブルが発生し、後半は駆け足気味での講演となってしまい、申し訳なかったです。それでも、参加された皆さんから「よく分かった」「面白かった」「もっと聞きたかった」「大阪でもやってほしい」などの感想をいただくことができましたので、ホッとしています。
なお、この日の講演内容は、ブックレットになるかも知れませんので、その時にはアナウンスさせていただきます。
大阪、兵庫など、近畿では維新の会の支持は依然として高いものがあります。維新の牙城とも言える大阪でこそ、維新政治を打ち破らなくてはなりません。
日本共産党大阪府委員会は、今年9月に、「政治 維新との新たなたたかいを、大阪のすべての党員、支持者のみなさんによびかけます」というアピールを発表しました。
http://www.jcp-osaka.jp/seisaku/9159
来たる総選挙はもちろんのこと、3年後の参院選で、たつみコータローさんを勝利させるためには、その時が来てからではなく、今のうちからこの仕事に打ち込まなくてはならないと覚悟しています。
大阪市廃止の「都構想」ノー、カジノ賭博場誘致反対、府民の中に分担と対立を持ち込み、新自由主義的な競争原理を行政に持ち込む維新政治を打ち破るために、ちからを合わせましょう。(2019/10/15記)