清水氏 横浜の事故受け強調
日本共産党の清水忠史議員は12日の衆院国交委員会で、横浜シーサイドラインの逆走事故に関わって、事故の原因究明と再発防止を求めるとともに政府の「鉄道における自動運転技術検討会」の議事録や配布資料が公開されていない問題を追及しました。
清水氏は、今回の事故をうけて、国民の間に鉄道の自動運転への不安が広がっていると指摘。それなのに、「検討会」の目的には、既存の鉄道事故の防止や軽減は入っていないと述べ、「事故を受けて、自動運転の規制緩和ではなく、事故防止について検討するべきだ」と主張しました。
清水氏は、「検討会」の議事録などが未公開だとし「国民に開かれた議論をするべきだ」と強調しました。国交省の蒲生篤実鉄道局長は、資料の公開は「委員の了解を得て検討する」、議事概要は「公開する方向で検討する」と答えました。
清水氏は、「検討会」が今年度中に中間報告をまとめることについて「自動運転を拡大しようということで行うことは時期尚早だ。結論ありきではなく慎重であるべきだ」と述べました(赤旗2019/6/28)。