商品テストを目の当たりにして
3月14日、私と同じ消費者問題に関する特別委員会委員の梅村さえこ衆議院議員と神奈川県相模原市にある国民生活センターを訪問し、商品テストや研修を行っている施設をつぶさに見てまいりました。
ここでは、国民生活の安全・安心を守るため全国で活躍している消費者相談員を養成するための研修施設があります。また、事故を起こした商品、消費者から苦情のあった商品等を詳しく調査する設備と機能が設けられています。
こどものボタン電池誤飲事故につながる実験や、涼感スプレーの引火テストの実演も直に見せてもらうことができました。事故の予防と原因究明にとって欠かせない取り組みです。
政府は、消費者庁と国民生活センター、消費者委員会を徳島県に移転する計画を打ち出しており、現在、消費者庁長官が徳島県で試験的にテレビ電話等を使った業務を行っているところです。
しかし、他省庁に対して規制を厳しく求める消費者庁や国民生活センターの地方移転は、消費者行政の司令塔としての役割と機能を低下させるものであり、専門性のある消費生活相談員を確保していくためにも決して認められるものではありません。
今後も消費者担当大臣の姿勢をただしていく所存です。