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2016年3月アーカイブ

今回の質問は法テラスにかかわる法律の改正案についてでした!!

[活動報告]2016/03/31 更新

3月30日の法務委員会では、法テラスにかかわる法律の改正案について質問しました。

法テラスでは、資産のない相談者に国費を使って弁護士費用などを立て替える法律扶助業務などを行っています。

今回の法案は、認知機能を十分持たない高齢者や、DV・ストーカの被害者に対し、法テラスが法律扶助の対象であるかを確認するための事前の資力調査を行わずに、即座に相談に乗ることとしています。そのことによって迅速な法律的解決を図ることを目的としています。こうした対応は必要なことです。

しかし、後で当事者に資力があると分かれば相談費用は負担してもらう規定となっているため、当事者や支援者にとってわかりにくいものとなっています。

私は、今回の法案を立案するに際し参考にしたと言う有識者らによる検討会報告書が「法律相談については無料とすべき」と提起しているこのとを紹介し、改善を求めました。

また、例えば福祉事務所から連絡を受け、現場に駆けつけた弁護士が、「この高齢者には生活保護が適用されるべきだ」と認識しても、申請書類の作成や役所への同行は法律扶助の対象とは認められておらず、弁護士が手弁当で対応しなくてはならないこと等を明らかにし、「不服申立の行政処分だけでなく、こうした申請行為も法律扶助の範囲とすれば、より実態に合った制度となるのでは」と指摘しました。

質問の前日に伺った法テラス東京地方事務所に勤めるスタッフ弁護士の、「決して儲かりはしない小さな事件にもしっかり取り組みたい」という志についても紹介させていただきました。

高知県はいいとこぜよー!

[活動報告]2016/03/31 更新

3月27日は高知県で活動しました。昨年末の徳島県以来の四国遊説です。

最初の演説会は田野町でした。総選挙でも自民党に迫る得票を叩き出している共産党の強い地域です。過去最高の参加者数にも励まされながら、比例候補の春名なおあきさん、統一候補の擁立によって選挙区から比例にまわった、みかじり亮子さんと訴え。

会場に向かう途中、柚子の名産地である馬路村名物・柚子ジュース「ごっくん馬路村」で喉を潤しました。

盗聴法の大改悪を含む刑訴法改定案は必ず廃案にしましょう!

[活動報告]2016/03/28 更新

3月26日午前中、千葉市で秘密保護法・盗聴法に反対する集会に参加しました。私からは「イタリアにおける盗聴捜査の実態」と題して70分の講演をおこないました。

パワーポイントでスライド写真も紹介しながら、日本の警察がイタリアのように自由な盗聴手法を得ようとしている狙いを告発しました。

盗聴法の大改悪を含む刑訴法改定案は参議院で継続審議となっています。運動を広げ必ず廃案にしましょう。

消費者特別委員会で移転問題を追及しました!

[活動報告]2016/03/24 更新

「徳島県に行くことで、消費者庁のどの機能が向上するのですか?」という、極めてシンプルな私の質問に、河野太郎消費者担当大臣はまともに答えられませんでした。

「テレワーク(テレビ電話等の情報通信機器を用いた勤務形態)などにより働き方が変わる」と答弁はしましたが、それは省庁移転に限った話ではないでしょう。

消費者庁が徳島県に移転することによって得られるメリットはなく、緊急時の対応がおろそかになり、司令塔機能が失われ、国民生活センターを含む消費者行政全体が後退し、国民の安全がないがしろにされてしまうことは明らかです。

徳島県からテレビ会議に参加した消費者庁長官も「テレビ会議の限界を感じた」と述べました。お試し移転をするまでもなく、消費者庁の移転計画は中止するべきです。

=3月23日 消費者問題に関する特別委員会で質問

思想弾圧は絶対に許せない!福崎町で今何が?

[活動報告]2016/03/24 更新

政治家や政党の後援会が、後援会員に向けてニュースを届ける行為は「通常の内部行為」であり、公職選挙法に規定されるものではありません。

ところが、昨年12月に行われた兵庫県福崎町の町長選挙で、候補の後援会だよりを公職選挙法の文書違反として兵庫県警捜査二課と福崎署が告示直後から長期にわたり繰り返しの出頭要請、尾行、張り込み等の、不当な捜査を行い、著しい人権侵害が発生しています。

私は先日、福崎町を訪れ、実際に警察による違法な捜査によって被害を受けている方々からお話を伺ってきました。

刑事が町民宅を訪問して「内部資料」と明記されている後援会ニュースを示し、「あなたは後援会員か?」と憲法で保障されている思想や内心の自由に土足で踏み込むような聞き込みを行い、「後援会員でないというのであれば文書に署名をしてほしい」と警察権限の濫用が行われているのです。

私は、3月23日に開かれた法務委員会において、福崎町での警察による著しい人権侵害を告発。公職選挙法を所管する総務省の土屋副大臣を委員会に招へいし、副大臣自身が後援会ニュースを発行して会員に届けている事実も示し、組織内行為としての後援会活動の自由を明らかにした上で、警察庁に違法捜査をやめるよう厳しく求めました。

私が「刑事訴訟法に基づいて検察庁は警察の捜査の適正化を指導することができるはずだ。その責任を果たせ」と求めたところ、岩城法務大臣は、「個別の事件については差し控えたい」としながらも、人権侵害が行われている場合には、人権擁護局にて対応したいと答えました。

まるで戦前の特高警察のように、国民の思想や信条の自由、表現の自由を脅かす兵庫県警と福崎署の捜査に強い怒りを覚えます。与党、野党問わず他の委員からも「それはひどい」「本当にそんなことが行われているのか」と驚嘆の声が漏れるほどでした。

違法な捜査をやめさせること、被害を受けた町民に対して謝罪することを強く求めて質問を終えました。