活動報告

「部落差別永久化法案」を考える市民学習会で 国会報告を行いました

[活動報告]2016/09/08 更新

9月7日夜、衆議院で継続審議となっている部落差別永久化法案について考える集会が八尾市で行われ、国会報告を行いました。

14年も前に同和対策特別立法は終了しており、大阪市でさえ、同和地区や住民はいないと回答しており、なぜこのような法案が出てきたのか、部落解放同盟の横暴とたたかい、同和問題の解決のために努力されてきた団体や個人からは怒りの声が上がっています。

法案は「部落差別」の定義さえ置かず、インターネット上の差別的書き込みが増えていることなどを理由に、国と地方に相談窓口の拡充、実態調査の実施、同和教育の推進に努めることをもとめています。

この日講演に立たれた石川元也弁護士は、部落解放同盟の度重なる暴力と糾弾の横暴と裁判を通じてたたかってこられた歴史を紹介。「この法案を許せば再び解同タブーを招き、言論表現の自由、思想・内心の自由に対する侵害がおこる」と批判し、過去の判決や政府の文書をしっかりと位置づけ、マスコミにも本来の使命感を求めていこうと呼びかけました。

同じ市民でありながら差別する人とされる人を特定し、それをなくすための法律をつくるのではなく、全国部落解放運動連合会がかつて示したように、地域社会における社会的交流が進み、部落問題に関する非科学的認識が受け入れられない状況をつくることが解決の基本方向であることを、今一度確信にして頑張りましょう。

和泉市議選告示!元気よく訴えたあとは旧友の心遣いに感謝

[活動報告]2016/09/04 更新

9月4日、和泉市議会議員選挙が告示されました。日本共産党は現有3議席の確保を目指して頑張ります。

●小学校卒業までの医療費助成
●学童保育を小学校6年生まで対象に
●妊産婦検診の拡充
●泉北高速鉄道の運賃引き下げ

これらは党議員団と市民の努力で実らせてきた実績です。

引き続き党議員団は、

●学校給食の自校調理方式の維持
●コミュニティバスの料金値下げと路線の拡充
●有料化されたゴミ袋の値下げと種類拡大の実現
●すべての普通教室にクーラー設置
●住宅リフォーム助成制度の創設

などを公約に掲げています。

今度の市議選では、おおさか維新の会が初めて3名の候補を擁立。事前に配布されたビラには住民投票で明確に否決された「都構想を目指す」との文字も。身を切る改革を叫びながら、政務活動費に関わる地方議員の度重なる不祥事については一切語られていません。日本共産党は、パフォーマンス政治の持ち込みを許さず、暮らし優先の市政へ全力を尽くします。

この日は、突然の豪雨に見舞われることもありましたが、忠岡町の河野隆子議員とともに宣伝カーに乗り、元気よく10カ所で訴えました。途中、ベビーカーを押している女性から「この子も待機児です。保育園お願いします」と直接要望を受けました。切実な思いをしっかり市政に反映させていく議員を選んでいただきたいと思います。

 

 

自宅に戻ると旧友が自家製の猪肉や自前の畑で採れた野菜を持って来てくれるところでした。先日、少し夏バテ気味かもしれないとメールで伝えたところ、「俺には何もでけへんけど、美味いもんでも食って元気出してくれ!」と気を利かして持ってきてくれたのです。僕の大好きな仮面ライダーのフュギュアも一緒に。

とても美味しくいただきました。身体中に元気が漲るようでした。明日からも頑張ります。

 

一般社団法人・日本セカンドライフ協会関西地区での講演

[活動報告]2016/09/04 更新

9月3日、企業を退職された方で構成する一般社団法人・日本セカンドライフ協会関西地区の催しに招かれ講演いたしました。

各党の国会議員と身近に懇談することをコンセプトにした取り組みは、今回の私で14回目になるそうです。過去、共産党からは宮本岳志衆議院議員も参加されています。持ち時間は90分間。自己紹介に始まり、入党の経緯や共産党を選んだ理由、党の政策や活動内容についてお話しさせていただきました。

大企業出身の方が多いと伺っていましたので、党が大企業を敵視しているのではなく、社会的な責任を果たしてもらう経済民主主義を求めている点についても力を入れて話しました。そして、自衛隊問題や天皇制についての態度など、あらかじめ準備されていた質問にも丁寧にお答えしました。

参加された方からは、「憲法に矛盾している自衛隊を活用するのは虫が良いのでは?」「共産党は理想主義すぎる印象だ」「話は上手いが、私らの考えを変えるまでには至らない水準」など、辛辣な感想もありましたが、「昔に比べたら日常活動が弱まっているのでは?」「後継者を育てる努力を追探求してほしい」など、貴重なご意見もたくさんいただくことができました。

ある方は「欧州の左翼政党は、少人数の集会を連日開催して政権に近づいた。そのことをよく学んで頑張ってほしい」と述べられ、また別の方は「自民党も共産党も嫌い。労働者の味方であることをさらにアピールしてほしい」と期待をこめて語ってくださいました。

支持者でない方がほとんどで、緊張もしましたが、大変勉強にもなりました。日本共産党への誤解や偏見が少しでも取り除かれたことを願うばかりです。

国土交通委員として地元のみなさんの期待をさらに感じます!

[活動報告]2016/09/03 更新

9月2日、淀川河畔に公害道路はいらない福島区民連絡会と大阪市当局との交渉が本庁で行われ、山田みのり福島区生活相談所長らとともに参加しました。

此花区〜福島区〜北区をつなぐ高速道路淀川左岸線2期事業は、淀川の堤防をくり抜き道路を埋め込むという世界でも初めての方式となります。国費が603億円、市費が259億円が投入されます。この日の交渉においても地域住民からは堤防の弱体化につながり、大災害が発生した時への対応等について厳しく指摘がなされました。

また、トンネル内の排気ガスは高さ40メートル以上の排気塔から地上に散布する計画となっており、当初計画にあった区間内5本の排気塔が2本に減少したとはいえ、二酸化窒素などが増えるのではないのかという不安が広がっており、第1期事業で設置された公害物質を除去できる低濃度脱硝装置をつけるべきだとの要望が出されました。

この高速道路はもともと旧阪神道路公団が計画したものの、採算が取れないことを理由に断念。それを国と大阪市の合併施工で復活させてきた経緯があります。人口減少に伴う通行車両の台数の将来見込みや、沿線住民への振動・騒音、大規模災害時の対応など、問題は山積しています。

大阪市会議員当時に取り上げた地元要求について、今度は国会で国土交通大臣に直接問うことができる条件がうまれたことに、福島区民からの期待が高まっていることを実感しています。

国土交通委員としての初仕事は「民泊」の調査です。さっそくがんばっています!!

[活動報告]2016/09/02 更新

国土交通委員としての最初の活動は、京都市内で増え続けている民泊についての調査です。京都市役所にて、共産党市議団、市当局、いいまちネット東山のみなさんから実態や問題点を聞かせてもらいました。

京都市内で町屋やマンションの一室を活用して旅行客に貸し出す民泊は4,000件とも言われており、その数は東京23区、大阪市に次ぐものです。旅館業の届け出を行わず、いわゆる闇で営業している民泊もかなりあるとのことでした。

行政は違法業者に対して指導をしているのですが、利用者はネットで契約するため、民泊施設の所在地を把握できない実態があるようです。

地域に住む方からは、隣近所で見知らぬ人が出入りすることへの不安や、騒音・ゴミ問題に対する苦情が出されており、行政も対応に追われています。

一方、京都市は宿泊施設の不足を理由に、宿泊施設の誘致策を発表。デラックスなホテルに限り住居専用地域での建設を許可するといいます。周辺住民の不安を取り除くこと、景観との調和や無届け民泊への対策がいっそう求められると思います。

また、京都府旅館ホテル生活衛生共同組合を訪問して懇談させていただきました。

理事長の北原茂樹さんは、「一晩とはいえ我々業者はお客様の命と財産をお預かりするわけですから、その責任は重いものがあると自覚しています」と述べられ、部屋の鍵を対面で渡さず、誰がオーナーかもわからない民泊の形態を説明。「災害や疫病発生など、万が一の時に責任者が不在というのでは、お客様の安全は守れません」と、違法業者の取り締まりを要望されました。

穀田恵二衆院議員は、「観光は国民の権利です。有給休暇の取得率が極めて低い社会では、観光を享受することもできません」と、国民生活を豊かにしてこそ、観光を楽しむことができると主張し、日本共産党がそういう姿勢で観光問題に接近し、規制緩和路線に反対してきたことを伝えました。

理事長は、「私たちも努力して、泊まる人だけでなく、そこで働く人にとっても魅力ある旅館業にしていきたい。そして、和食や浴衣など、日本の素晴らしい文化を多くの人に知ってもらいたい」と話され、懇談は和やかな雰囲気のうちに終わりました。

最後に実際に民泊として使用されているマンションを視察しました。ワンルームにベッドとソファを備え付け、冷蔵庫や洗濯機も完備。シャワーとトイレもセパレート。観光客だけでなく、ビジネスで利用される方もいるのかもしれません。

国内旅行者数はこの間減少しています。外国人観光客頼みの経済ではなく、国民の所得を増やし、観光や旅行を楽しむ機会を増やすことが大切です。民泊がその利便性と引き換えに、宿泊客の安全安心と近隣住民の平穏な生活を脅かすものとならないように注視していかなければなりません。