私からは、有田市の名産になぞらえながら、参院選の結果について報告し、有田市議選で勝利することの意義について訴えました。
【有田みかん】定数15人に対して、現在の立候補予定は16〜17人で、少数激戦が予想されています。落選する人数が少なければ少ないほど油断と慢心が生まれる傾向が強まります。実際、春の地方選挙では一名はみ出しのある議会選挙で、わが党候補が落選するということがありました。必ずしも気を抜いたわけではなかったと思うのですが、どこかに緩みがおきなかったのか、検証が必要です。選挙は「有田みかん」のように、決して甘くないということです。
【太刀魚】同時に、大きく支持が広がる条件と可能性が生まれていることです。有田市の国保加入者は9,000人です。国保会計の基金は7億円にものぼり、ひとり年間一万円の保険税引き下げは可能です。得票目標の10倍にものぼる国保加入者に、国保税の引き下げをという訴えを届け切ることができれば、情勢は大きく変わります。有田市で漁獲高ナンバーワンの「太刀魚」のようにキラリと光る政策を、わが党は持っているということなのです。
【蚊取り線香】もう一つは、参議院選挙の結果に確信を持ち、市民と野党の共闘の要となる、日本共産党の議員を誕生させることの意義についてです。32の一人区で野党統一候補を実現させ、市民連合との政策合意に基づいて本気の共闘が進みました。そのことが、10選挙区で野党の勝利をもたらし、改憲勢力に大きな打撃を与えることとなりました。日本共産党は、比例代表で議席を減らしましたが、直近の国政選挙と比べると、低投票率のもとでも投票・率とも伸ばしています。野党共闘の前進と日本共産党自身の躍進という二つの目標に対して、大健闘といえる結果をつくり出すことができたのは、文字通り全党の奮闘があったからこそです。科学的社会主義の立場から見ると、人間の歴史は必ずしも直線的にも進むのではなく、紆余曲折はあっても長い目で見れば螺旋状に発展していくものです。そう、有田市が発祥の地である「蚊取り線香」のように。
選挙が続き、お互い疲れは残りますが、暑さに負けず、励まし合いながら、必ず小西のりたみさんの議席を勝ち取りましょうと呼びかけました。私も本番に入れば必ず応援に駆けつけますと約束しました。
決起集会の終了後、宣伝カーで小西のりたみさんと三箇所で街頭宣伝に取り組みました。暑い中、お疲れ様でした。(2019/8/18記)