【3月3日】 院内集会、要請行動、そして質問準備
自治労連、全大教、日本医労連による国会議員要請行動が議員会館で行われ、同僚議員と参加しました。昨年強行された「医療・介護総合法」が、社会保障のいっそうの削減をすすめようとしています。混合診療を拡大する患者申し出制度の導入や、大病院を紹介状なしで受診する場合のあらたな自己負担などが盛り込まれています。診療報酬の削減により、病院では看護師の慢性的な人員不足が生じ、体調を崩すなどが原因の離職者が増加していると言います。
政府は福祉への攻撃を強める一方で、大企業向けの減税や軍事費の拡大には余念がありません。財政の問題ではなく、政治姿勢の問題です。予算委員会が行われていますが、寄せられた現場の切実な声を抜本的な組み換えを求めていきたいと思います。
続いて、日弁連主催の院内集会「カジノ解禁について考える」に出席。アメリカのカジノを実態調査した静岡大学の鳥畑与一教授が「統合型リゾート(IR)は天使か悪魔か」をテーマに講演されました。経済の起爆剤、成長戦略の柱と期待されるカジノ解禁ですが、アメリカでは雇用は増えず、地域は疲弊し、閉鎖するカジノも後を絶たないことが報告されています。
日本には推定536万人もの依存症患者がいるとされており、有効な対策も取らないままカジノを推進することに国民からは反対の声が高まっています。消費者団体、宗教者、労働組合など、この日も幅広い団体・個人が参加し、大いに盛り上がりました。「絶対に反対です」と力強く訴える民主党議員の姿にも励まされました。僕からも、大阪で橋下市長がカジノ誘致に熱心であることを紹介し、世論と運動を盛り上げて解禁を阻止しましょうと訴えさせていただきました。
夕方4時からは、予算委員会が行われている第一委員会室へ。わが党の穀田恵二さん、赤嶺政賢さんの質問を応援傍聴しました。地元への説明もなく米軍と自衛隊との基地共用を画策し、米軍基地ゲート前で正当な抗議行動を行っている市民を逮捕する。政府の不当なやり方に憤りを爆発させている沖縄の声を届ける迫力ある質問でした。
さて、わが党新人議員の質問が続々と行われていますが、清水忠史の初質問について。3月12日(木)午前11時30分ごろより、予算委員会で一般質問に立つことが決まりました。また、それ以前に、予算委員会の分科会質疑が行われるかもしれません。事務所のみなさんと協力して質問原稿を練り上げているところです。