【犯罪被害者支援の充実を】
26日、神戸市内で「犯罪被害補償を求める会」の年次総会が開かれました。日本共産党からは私と、庄本えつ子兵庫県会議員が参加。立憲民主党の北野さと子宝塚市議会議員も挨拶され、日本維新の会の片山大介参院議員からメッセージが寄せられました。
総会では、2年前に大阪天満のカラオケパブで被害に遭った稲田真優子さんのご遺族も参加され、被害者遺族の置かれた精神的、経済的苦痛の深刻な実情についてお話しされました。
警察庁所管の犯罪被害給付金は「見舞金」という性格が強く、犯罪被害者や遺族が平穏な生活を取り戻していく上では金額的に不十分なものです。自賠責保険並みに引き上げるなど、支援の拡充が必要です。
また、民事裁判で加害者への損害賠償請求が認められたとしても払われず、ほとんどの被害者が泣き寝入りしているのが実態です。日弁連は国による立替払制度の創設を求めています。
さらに、殺人や傷害事件の加害者(容疑者)には国選弁護人が付きますが、被害者はそうではありません。被害者支援弁護人制度の創設について、自民党からも提案されており、実現が望まれています。