【戦争の残酷さをリアルに感じて】
◉商船会社に勤めていた兄が海軍に取られ戦死した。
◉親に背負われハルピンから命からがら逃げてきた。兄の遺体を海へ投げ込んだ両親はどれほど辛かっただろうか。
◉疎開した広島県で被爆。熱さから逃れるために川に入ったひとがおおぜい死んでいくのを目の当たりにした。
16日、和泉市内で開かれた「しんぶん赤旗読者のつどい」で、参加された方から戦時中の体験を聞かせてもらいました。和泉市には、自衛隊信太山駐屯地があります。テロ攻撃や核攻撃に対応できる基地強靭化の対象とされています。万が一戦争になれば、相手国から報復を受けるのは自衛隊基地だけではありません、近隣の住宅地も甚大な被害を受けることになります。
戦争を知らない私たちの世代は、目の前で大切なひとが死んでいくことの悲しさや残酷さをリアルに想像できなくなっているのではないでしょうか。戦争体験を聞くことはその上でも貴重でした。これからも反戦平和を貫きたい。この日のつどいで聞かせていただいたお話は私自身がしっかりと紡いでいきます。