活動報告

【戦争準備ではなく平和の準備を】

[活動報告]2023/02/16 更新
 政府は軍事費を4兆8千億円も増額する一方、社会保障自然増の必要額については1,500億円も削ろうとしています。米国製ミサイルを一括購入し、他国に脅威を与えるミサイル兵器の開発にも着手しようとしています。平和も暮らしも壊す、憲法違反の大軍拡・武器の爆買いを勝手に決めさせてはなりません。
 先ごろ、浜田靖一防衛相は米製長距離巡航ミサイル・トマホークについて、来年度に一括購入する契約を米国と結ぶ方針を表明しました。トマホーク取得費として2113億円、関連器材の取得費として1104億円を計上した。社会保障自然増の必要額1500億円削って買うべきものなのでしょうか。
 例えば、日本における保育士の配置基準はOECD諸国で最低水準となっており、保育士のみなさんから悲鳴が上がっています。ただちに見直せとの日本共産党の追及に対し、政府は「安定的な財源の確保と併せて検討が必要」との答弁。財源確保を後回しにして米製兵器の爆買いをしながらよく言えたものだと思います。
「戦争の準備ではなく、平和の準備を」と述べたのは作家の故・加藤周一さんでした。戦争放棄と恒久平和主義をうたった憲法9条をいかした平和外交にこそ日本は力を尽くすべきです。先の対戦に命をかけて反対を貫いた日本共産党の出番です。様々な妨げに負けることなく、今こそ果敢に打って出て、平和の大攻勢をかけましょう。