【27日 住之江区演説会での訴え】
ロシアによる軍事侵攻を目の当たりにして、日本の軍備を増強し、在日米軍の強化を求める声が出ています。しかし、本当に軍事的な対応で日本の平和を守ることができるでしょうか。
率直に言うと、在日米軍基地の存在こそが、日本を戦争に巻き込む最大の要因となっています。例えば戦争のために米海兵隊が日本の基地から出撃することで、敵対国の反撃の対象とされてしまうでしょう。
さらに言うと、在日米軍に日本防衛の任務はありません。日本の安全保障は軍事的な緊張を高める手法ではなく、平和憲法をいかした外交努力によってきずいていくことが大切です。
わが国は、国土や軍事などの重要な部分をアメリカに握られた事実上の従属国となっています。日本の主権の確立と真の独立を実現するためには、日米安保条約を廃棄する必要があり、そこにこそ日本共産党の果たすべき責任と役割があります。
アメリカによる対日支配と、それと結びついた財界・大企業による経済的支配を打ち破ることなしに、私たちの暮らしと平和を守ることはできません。