活動報告

【旧奈良監獄を視察】

[活動報告]2021/05/17 更新
 地域住民の強い要望を受け、重要文化財として保存されることが決まった旧奈良監獄における耐震工事の現状を視察し、法務省より説明を受けました。奈良県会議員の山村幸穂さん、奈良市議会議員の北村拓哉さんも参加され、地域住民に対して丁寧な説明行ってほしいとの要望を行いました。
 1908年に完成した煉瓦造りの歴史的建造物の旧奈良監獄。戦前は治安維持法で弾圧された政治犯も収監されていました。戦後は少年刑務所として運営され、高等学校通信教育課程を導入するなど、若年者処遇に先進的な取り組みを重ねてきました。地域との交流を大切にし、矯正施設としては珍しく、住民からも親しまれてきました。
 今後はホテルや資料館として運営される計画となっています(2024年開業予定)。しかし、儲け優先、地域置き去りの経営となって、文化財としての価値を損ねるようなことがあってはなりません。これからも計画を注視していきます。