赤木さんの手記と食い違い――当時の上司の国会招致求める
森友決裁文書の改ざんを命じられた赤木俊夫さんは、当初激しく抵抗するも、当時の美並近畿財務局長が「全責任を負う」と言ったことを楠管財部長から聞かされ、泣く泣くこれに手を染めたと手記(遺書)に書いています。しかし、財務省は本日の質疑で「改ざんの報告を受けた美並局長は何も言わなかった」と答弁しました。楠氏の発言が虚偽ならば赤木さんは騙されたことになります。
また、美並近畿財務局長は決裁文書の改ざんについて、「様式や字句の修正が行われたことは聞いたが具体的な内容までは聞いていなかった」として、処分としては一番軽い戒告に留まり、後に東京国税局長に出世しています。
私は麻生大臣に対し、「決裁された後の文書の様式や字句の修正はあり得るのか」と問うと「考えられない」と答弁。処分は軽ぎます。やはり、美並局長、楠管財部長の国会招致が必要です。
そして、何よりも赤木俊夫さんが改ざんの経緯を詳細に記したとされるファイル(赤木ファイル)を財務金融委員会に提出するべきです。