【日本の歯科技工士を守ろう】
30日、国会内で歯科技工問題を考える集会が開かれ、全国から200名を超える歯科技工士や歯科医師などが参加しました。また、34人の与野党国会議員が挨拶しました。
国の低医療費政策により技工料が低く抑えられ、技工士の多くが低賃金に置かれ、過労死ラインの長時間労働に苛まれています。
廃業が増え、養成学校も生徒も減るばかり。日本の歯科技工士の技術は世界トップクラスともいわれ、活路を求めて海外に移住して技工士を続ける人も。
材料となる金やパラジウムの値段が高騰し、仕事をすればするほど利益が減る実態も告発されました。補綴(ほてつ)の保険点数引き上げが必要との意見も多く出されました。
歯が命となるのは芸能人だけではありません。国民の命と健康を守るためにも、日本の歯科技工士の置かれた現状を政治の力で改善する必要があると思います。(2020/1/30記)