【モリカケ・サクラは同じ図式】
今年3月14日に内閣官房に発送された「桜を見る会」ケータリング業者からの飲食代の見積もりは2,191万円でした。
すでにこの時点で全体予算の1,767万円を上回っていたのです。ところが内閣府はそのまま発注して満額を支払っていました。
この時期は予算審議の真っ最中です。財務省主計局は、なぜこのような予算を超える支出を長年に渡って見逃してきたのか、財政民主主義に反するのではないかと追及しました。
驚くことに主計局次長は悪びれる様子もなく「適正に対応した」と答弁。各省庁が予算にかかわらず好きなように支出を行えば、この国の財政はめちゃくちゃになってしまいます。
続いて、内閣府が田村智子参議院議員に提出した「桜を見る会」招待状の封入・発送等の業者向け仕様書ついて質問しました。この文書が内閣府の作成によるものであることが私の質問で明らかになりました。
そうであるならば、そこに記されている招待区分60〜63が総理・長官等推薦者であることを認めよと詰め寄ると、それについては文書が残っていないので分からないと答弁。効率的な作業のために自分たちで付した区分番号なのにその定義を答えられないなどということはあり得ません。あまりに国会審議を愚弄する態度だと批判しました。
首相のついた嘘をごまかすために官僚が忖度をする。まさにモリカケ事件と同じ図式です。この臨時国会で予算委員会を開き、首相自身が説明するべきです。(2019/12/2記)