ふつうに暮らせる社会を――下南労働者まつりで講演
5月13日、京都市右京区の中小企業会館で下南労働者まつりが開催され、人間らしく働くルールをいかに実現するかをテーマに記念講演を行いました。
それに先立って行われた各世代の労働者のみなさんが登壇したパネルトークでは、「基本給だけでは生活できないので残業しなくてはならないのが苦しい」、「子どもと触れ合う貴重な時間を仕事で犠牲にしてしまって辛かった」、「社会保険には入っているけど、ボーナスは出ない」など、様々な悩みが出され、ふつうの暮らしって何だろうというテーマについて、活発なディスカッションが行われました。
私は講演の中で、長時間労働を押し付ける政府の「働き方改革一括法」の対案として日本共産党が発表した「労働基準法等改正大綱」を紹介。京都府内に本社を置く京セラや任天堂、村田製作所の内部留保の実態について報告し、ほんの少し取り崩すだけで、月一万円の賃上げが可能であり、中小企業支援と一体に東京都よりも100円も低い京都府の最低賃金を大幅に引き上げるために力を尽くそうと呼びかけました。
そして、職場を変えることと合わせて政治を変えることの重要性を強調し、「企業団体献金を受け取らない日本共産党を伸ばしてください。来年の参議院選挙では、比例代表で井上哲士さんはじめ7人の候補を押し上げ、選挙区では倉林明子さんの再選を必ず勝ち取りましょう」と訴えました。
一日8時間働けば、ふつうに暮らせる社会を実現するために「働き方改革一括法」の廃案目指し、奮闘する決意です。