今を「戦前」にさせないために「空襲被害者救済法」早期実現に力を尽くします
14日、スカイツリーのそびえる街、東京都墨田区で行われた空襲被害者救済法の早期実現をめざす「全国空襲連のつどい」に参加しました。
この間、超党派の議員連盟と弁護士サポートチームが議論を積み重ね、空襲や艦砲射撃により障害を負った戦災被害者に特別給付金を支給する法律を今年の通常国会で提出すべく準備していましたが、それが叶いませんでした。
本日の集会ではこの間の運動の経過や立法運動の到達点について報告がありました。また、全国空襲連のシンボル的存在であり、昨年101歳で亡くなられた杉山千佐子さんの在りし日の映像も紹介されました。
空襲により6歳で片足を失った安野輝子さんが挨拶。議連で議論している法律案では空襲障害者への見舞金が一律50万円となっていることについて、安野さんが「納得できるものではない」と述べられたことを私自身、重く受け止めたいと思います。
同じ敗戦国のドイツやイタリアでは、軍人・軍属と民間人を区別することなく、戦争被害者への補償を行っています。我が国においても国との雇用関係がなかったことをもっていつまでも被害者の方々に戦争受忍論を押しつけることは許されません。
これからも、超党派空襲議員連盟の実務者チームの一員として、空襲被害者のみなさんの苦しみに寄り添い、その願いに叶う法律を制定するために力を尽くします。今を「戦前」にさせないためにも必要な法律だと確信しています。