旅行業界に関する2法案について質疑しました
12日、衆院国交委員会でわが党反対のもと、国家資格を持つ通訳案内士の業務独占を廃止する法律が可決しました。観光もソコソコにお土産屋へ連れ回し、あげく「金閣寺を建てたのは織田信長」などとデタラメな史実をツアー客に教えて悪びれない、無資格の悪質ガイドが増える可能性が高まります。反対討論では、資格を持つ通訳案内士の活用こそ必要だと主張しました。
また、旅行業法の改定案では、貸切バスやホテル、ガイドなどを手配するランドオペレーターを規制する法律案について質疑。軽井沢スキーバス事故ではバス会社に下限割れの運賃が支払われ、運転手の劣悪な労働条件に結びついたと指摘されています。これまで何の法規制も受けなかったランドオペレーターを国への登録制にし、禁止行為を設けるなどした点は評価できますが、業務取扱管理者を試験資格ではなく研修資格で認めるというのであれば、旅行者の安全・安心を確保できないのではないかと指摘しました。