古都・奈良の風情が開発で損なわれることのないように
5月2日、奈良市にある手向山天満宮を山村さちほ県議、井上よしこ奈良県1区候補とともに訪れました。重要文化財として指定されながらも激しく老朽化した本殿などを視察するのが目的です。
宮司の上司延禮さんから、文化財を補修するための補助制度などについて要望を受け、懇談しました。
この日も修学旅行の児童がノートを片手に境内を元気よく駆け回っていました。
そのあと、太田敦県議も合流し、平城京跡歴史公園の整備事業を視察しました。東大寺とともに世界遺産に登録された平城京跡に隣接する広大な敷地に、国交省と奈良県が合同で展示館や交通費ターミナルを整備するもの。来年度中の完成を目指すとされています。
同事業には莫大な整備費用が計上される一方で、手向山天満宮しかり、国や県が老朽化対策を講じなければならない文化財がまだまだ多く残されていることに疑問を持ちました。
若草山モノレールといい、平城京跡の舗装整備といい、奈良公園内の高級ホテル計画といい、開発優先により古都・奈良の歴史ある風情が損なわれていくような気がしてなりません。引き続き、地域のみなさんや利用者の意見に耳を傾け、国政にも要求を届けていきます。