カジノ隠しの万博では各国の賛同は得られません
4月14日は経済産業委員会で質問する機会を得ましたので、11日に大阪への誘致が閣議了解した2025年国際博覧会について世耕弘成大臣の認識をただしました。
開催予定地とされる大阪湾の人口島・夢洲では、大阪府と大阪市によってカジノIRの設置が狙われています。人類の進歩や環境への寄与が理念の万博とカジノが相容れないものであることは明白です。
それに対して、あくまでも万博誘致とカジノは関係ないと答弁を繰り返しそれを認めようとしない世耕経産大臣。
しかし、自民党大阪市会議員団も「カジノIR誘致のための万博に疑問」だとして見解を表明しているのです。
頭隠して尻隠さずとはこのことです。カジノ隠しの立候補は賭博に嫌悪感を抱く国際博覧会加盟国に対しても不誠実な態度です。
この間、万博検討委員会の報告書に寄せれたパブリックコメントはわずか27件のみ。関心の低さを如実に表しているのではないでしょうか。
IR誘致に反対する府民はは6割に上り、政府があくまでも夢洲での開催地にこだわるのであれば、決して府民的な後押しを得ることはできないということを指摘しました。