<JR鴫野駅視察>スキ間転落の危険が大きい駅には駅員常駐存続を!
11月14日、JR鴫野駅を視察しました。曲線半径が500メートルもある線路区間のため、列車とホームの間が極めて広く、この18ヶ月の間に少なくとも21人の隙間転落が発生しています。
これまで、特に危険な京橋行きホームには駅係員が常駐し、利用者の乗降中に安全確認を行い、車掌に対して「発進して良し」との合図を出していました。
<当日は常駐のための簡易小屋がありました>
ところが11月21日から、JR西日本は係員の常駐配置をなくすことを決めてしまったのです。今後、安全確認は車掌に任せるとしていますが、車掌の位置からは手前一両ほどしか目視できず、前方車両の安全確認はビデオカメラに頼るしかありません。
地域の町会からは安全対策の後退になってしまうと駅係員の常駐体制の維持を求める声が上がっています。
当面、朝夕のラッシュ時には係員をホームに配置するとのことですが、転落事故の2割はラッシュ時以外に発生していることをJR西日本も認めています。とっさの事故に対応するためにも駅係員の常駐体制の維持が必要ではないかと指摘したところ、JR側からは要望として受け止めたいとの返答がありました。
視察には、地元の町会役員、山中智子大阪市会議員、党地区委員会のメンバーらが参加しました。