活動報告

ひとから金を巻き上げて経済振興という思考はさもしいのではないでしょうか

[活動報告]2016/10/14 更新

12日夜、阪南大学の「あべのハルカスキャンパス」で行われたシンポジウム「万博にまぎれて夢洲でカジノ?」に参加しました。

阪南大学教授の桜田照雄さんは、万博やカジノをダシにして巨大開発を推進しようとする行政の狙いを告発。万博のテーマを「健康と長寿」としながら健康を害するギャンブル依存症を生み出す計画の欺瞞性を鋭く批判しました。

神戸大学名誉教授の田結庄良昭さんは、巨大地震とそれに伴う津波から夢洲がどのような被害を受けるのかを科学的に検証されました。行政の予測を上回る事態になると指摘した上で、万博の開催地としては危険だと説明されました。

この日は国会内でカジノ議連の総会が開かれ、大阪府の松井一郎知事がカジノ法案の成立を求め大阪へのカジノ誘致を訴えています。自民党はもちろん、民進党や公明党の議員も参加しています。

カジノは賭博です。刑法で罰則を持って禁じられています。いまでさえ国民の5%がギャンブル依存症と言われているもとで、これ以上賭博施設を増やすべきではありません。

政府がやるべきことは、諸外国に比べても極めて遅れている賭博施設への規制強化と依存性対策にしっかり取り組むことです。そもそも、ひとから金を巻き上げて経済振興という思考がさもしいと言わなくてはなりません。カジノ解禁法案に断固反対します。