国土交通委員として地元のみなさんの期待をさらに感じます!
9月2日、淀川河畔に公害道路はいらない福島区民連絡会と大阪市当局との交渉が本庁で行われ、山田みのり福島区生活相談所長らとともに参加しました。
此花区〜福島区〜北区をつなぐ高速道路淀川左岸線2期事業は、淀川の堤防をくり抜き道路を埋め込むという世界でも初めての方式となります。国費が603億円、市費が259億円が投入されます。この日の交渉においても地域住民からは堤防の弱体化につながり、大災害が発生した時への対応等について厳しく指摘がなされました。
また、トンネル内の排気ガスは高さ40メートル以上の排気塔から地上に散布する計画となっており、当初計画にあった区間内5本の排気塔が2本に減少したとはいえ、二酸化窒素などが増えるのではないのかという不安が広がっており、第1期事業で設置された公害物質を除去できる低濃度脱硝装置をつけるべきだとの要望が出されました。
この高速道路はもともと旧阪神道路公団が計画したものの、採算が取れないことを理由に断念。それを国と大阪市の合併施工で復活させてきた経緯があります。人口減少に伴う通行車両の台数の将来見込みや、沿線住民への振動・騒音、大規模災害時の対応など、問題は山積しています。
大阪市会議員当時に取り上げた地元要求について、今度は国会で国土交通大臣に直接問うことができる条件がうまれたことに、福島区民からの期待が高まっていることを実感しています。