故・正森成二さんの叱咤激励を受けながら
3月9日、法務委員会で大臣所信に対する質問に立ち、弁護士などの法曹をめざす司法修習生に対して、貸与ではなく給費型の経済支援を早期に行うことを求めました。
現在、法務省は最高裁、日弁連と協力して法曹養成制度改革連絡協議会を立ち上げ、司法修習生への経済的支援のあり方について調査を始めています。私はその検討項目となっている、司法修習の実態(公務員なみに義務を負っていること)、弁護士の経済的状況(所得は激減している)、法曹志願者の減少傾向などを示し、調査待ちにならず速やかに実現することの必要性を説きました。
司法試験に合格しながら、経済的不安から司法修習を辞退した大学生の「このまま借金を続けていいのか。不安よりも恐怖を感じる」との声を紹介し、この11月に新たな司法修習が始まるまでに法改正することの必要性を訴えました。
岩城光英法務大臣は、「有為な人材が経済的事情により法曹を断念することがあってはならない。連絡協議会で決めた取り組みを速やかにかつ着実にすすめていきたい」と、司法修習生のおかれた実態を鑑みる姿勢を示しながら決意を述べました。
法務委員会室には、元衆議院議員の正森成二さんの肖像画がかけられており、いつも「もっとしっかりやらんか」と叱咤激励を受けているようで緊張します。引き続き頑張ります。