フードコートでの飲食は何%ですか?・・増税ストップしかない!
【フードコートでの飲食は何%ですか?】
財務省おける「外食」と「外食以外」の定義がわかりにくいです。牛丼やハンバーガーのテイクアウトは「外食にあた」らないとして税率は据え置き。それらを店内で食べた場合は「外食にあた」るとして税率は10%扱いに。お寿司屋さんで食事をした際、お土産だけは「外食にあた」らないとなるが、店内でつまんだお寿司は「外食にあた」ると。そして、フードコートでの飲食は「外食にあた」るとして税率は10%になると。持ち帰るつもりが、途中で気が変わり、フードコートの椅子に腰かけたらどうなるの?ああややこしい。
衆議院財務委員会では軽減税率導入法案(所得税法改正案)の審議が行われています。安倍政権はこの法案を、赤字国債を向こう5年もの間、国会のチェックを受けずに発行することができる特例公債法案と一緒に審議するという乱暴さ。軽減税率がいかにでたらめで、国民・中小企業に痛みと災いをもたらすものであるのかが明らかになる前に通してしまえという企みのように思えます。
「軽減」という言葉の意味を辞書で引くと、「今よりも負担が軽くなること」と出てきます。税率は今より低くなるのではなく、一部の品目を8%に据え置き、あとは全部10%に引き上げるのですから、単なる「複数税率制度」の導入にすぎず、2018年度以降はさらに引き上げていくことに含みをもたせて大増税路線のレールを敷くものだと言わなくてはなりません。
2月23日、全国商工団体連合会のみなさんが各党の国会議員に対して軽減税率導入反対の請願を行うために国会内で緊急集会を開かれ、田村智子参議院議員とともに出席して連帯のご挨拶を申し上げました。複数税率導入に伴う実務の煩雑さへの懸念も広がっており、消費税を転嫁できずに自腹を切って収めている業者にとって、これ以上の増税はゼーッタイに許されません。増税ストップへ声を上げ続けましょう。