12月8日 太平洋戦争開戦の日に思う
おかしい。間違っている。許せない。
政治家としてこの感覚を大切にしたいと思う。同じ戦争被害者なのに空襲被害者には何の補償もないのはおかしい。軍人・軍属への補償にはこれまで53兆円も支払われてきたのに、原爆症と認定された人を除き、その他の犠牲者にはまったく適用されてこなかったことは間違っている。国家による戦争の惨劇が、人々から家族を奪い、家を奪い、健康を奪ってきたのだから、民間人であったことを理由に救済しないことは許せない。
日弁連も空襲で亡くなった人や遺族への弔意金の支払いを政府に求める要望書を提出した。東京や名古屋、大阪などの空襲から70年。被害者に残された時間はあまり残されていない。政治的解決を急ぐべきだ。
12月8日、太平洋戦争開戦の日、全国空襲被害者連絡協議会主催の院内集会に各党議員らと参加し、日本共産党としても要望書を受け取った。法制化するために力を尽くしたい。