少年院を視察――矯正医官特例法の審議にむけて――
8月24日、刑務所や少年院などの矯正施設で被収容者に医療措置を行う医師(矯正医官)が不足している問題で、兵庫県にある少年院の加古川学園と播磨学園を視察し、学園長や職員と懇談を行いました。参議院兵庫選挙区の金田峰生さんも参加されました。
矯正医官は現在、欠員が定員の2割以上にも達し、医師不在の矯正施設が多数あることから、矯正医官の処遇改善(兼業の緩和やフレックスタイム制度の導入)によって、継続的な人材確保をめざす特例法案が審議入りしています(参議院で先に審議され、全会一致で通過)。
この施設では医官の定員は2名ですが、現在の常勤医師は1名です。診察日には50件を超える診察の申し込みがあり、対応に追われているといいます。学園長からも特例法の成立に期待しているとの発言がありました。