取調べの可視化は全事件を対象に!法務委員会で参考人質疑!
――取調べの可視化においていちばん大事なことは、違法な取調べの防止にこそあるのだ――
これは、周防正行監督の著書「それでも僕は会議で闘う」の巻末に記されたとても印象に残るものでした。6月10日の衆議院法務委員会における参考人質疑で、周防正行監督は「いまだに密室での取調べで被疑者を反省させ更生まで促す。世界では理解されない」と日本独自の取調べの在り方を厳しく批判されました。
布川事件の冤罪被害者である桜井昌司さんは、「警察はまるで職業的冤罪製作者」と自らの体験も踏まえて告発しました。違法な取調べを根絶するためには、全事件・全過程での録音・録画、被疑者だけでなく、参考人も含めて可視化することが必要です。
警察は「可視化の対象は裁判員裁判対象事件が限度」という答弁もおこなっています。加えて盗聴法の拡大や司法取引が一括で法案となっていることなど絶対に許されません。
参考人の皆さんの意見陳述や質疑の模様は、動画で視聴できますのでぜひご覧ください。