活動報告

【住民投票を終えて ②】

[活動報告]2020/11/04 更新
今度の住民投票は公職選挙法が適用されないため、投票日当日も運動することが許されています。
11月1日、私は自分の選挙区である城東区〜都島区〜北区〜福島区を回り、投票所でスタンディングをするひとたちを激励したり、宣伝カーに乗って最後まで投票を呼びかけたりしました。
どの行政区の事務所でも、多くの活動家が大奮闘していました。山下よしき副委員長も宣伝カーで最後の訴えに。エールを交換し、共に最後までの奮闘を誓い合いました。
前日までの出口調査でも賛否が拮抗しているとの情報があり、私は結果がどちらに転んでも数千票の差であろうと予測していました。なので「これから投票所に行かれるみなさんの一票で大阪市の未来が決まります!ぜひ反対とお書きください!」と訴えました。
この日、維新の会の運動員は投票所に立たず、宣伝カーに地方議員らが乗車し、松井市長と吉村知事の音声を流す作戦に出ました。難波や天王寺で決起集会さながらの大街頭演説を開いたという情報も入り、相手の活動に勢いを感じた私はこれは厳しいかもと、頭の中に「敗北」の二文字がよぎることもありました。
私の選挙区は、今回も賛成票の多かった地域です。タワーマンションが林立し、子育て層が多い地域です。そこでどれだけ票差を詰められるかが勝負でした。
夕方になり、グランドで野球をしていた無党派とおぼしき草野球チームのひとたちが激励してくれたり、ベビーカーを押した若い母親からの頷きと手振りが増えたのを見て、これはいけるかもしれないとも感じました。
とにかく、悔いだけは残したくないとの思いから、最後の最後まで渾身の力を込めて訴えました。「仲間10人と投票に行ってきたで」「うちは6票しかないけど反対と書いてくるから」など、語りかけてくださるひとたちに、どれだけの勇気をもらったことかわかりません。
今回、NHKや朝日の調査によると無党派層の6割が「反対」に投票したとのこと。相手の主張を「デマだ」「誤報だ」と切り捨てるのではなく、最後まで情報提供に徹し、「説明させてください」「共に考えましょう」という私たちの姿勢が反映されたものであるならば、とても嬉しいことでした。(2020/11/3記)