沖縄科学技術大学院大学を視察して思うこと
決算行政監視委員会の沖縄派遣、2日目は沖縄科学技術大学院大学(OIST)を視察しました。
沖縄において国際的に卓越した科学技術に関する教育研究を行うことにより、沖縄振興と世界の科学技術の発展に寄与することを目的とされ2011年に設立された大学院です。
スマホ搭載ロボットを活用して、人工知能の研究しているラボを見学しました。教員・研究者の半数が外国人とのこと。一緒に写真を撮った研究員の女性は中国の方でした。
趣旨や目的は理解できるのですが、この建物がまさに豪華絢爛なのには驚きました。特別の法律に基づき国費で運営されているのですが、大学側にコストという概念はあまり無いような印象を受けました。
しかも、この大学院大学の設置を計画した当時の沖縄北方担当相が、現在は理事として招かれているのですから、わかりやすいといえばそうなのかもしれません。
煌びやかな研究施設やキャンパスとは対照的に、今も辺野古や高江では基地建設に抗議する県民が座り込みを続けています。沖縄振興の光と影を垣間見たような思いにとらわれました。